今回は私が好きな削り節について
鰹節は誰でも日頃からお使いだと思いますが、いわゆる雑節と言われる白い削り節(ムロアジ・マサバ・いりこ・いわし・・・)も皆さんお使いでしょうか?
愛媛県伊予市では花かつお・削り節の全国シェア1位「ヤマキ」・2位「マルトモ」がありますが
そんな2社も昭和37年の鰹節の生産は僅か5%。
残り95%は雑節が主力商品でした。
その為、松山市・伊予市周辺の年配の方は昔から当たり前のように、この白い削り節を使ってきました。
昔は多くあった乾物屋も時代とともに減少。
それにともない雑節も徐々に姿を消していきました。
さみし~い。
上品なのは鰹節
でも白い削り節もすごく甘みがあって美味しいんですよ。
私が好んで購入するのが、藤井海産「カネヒデ」ムロアジ・サバ削りぶし!
藤井海産「カネヒデ」ムロアジ・サバ削りぶしのご紹介
ムロアジとマサバの混合節
内容量25g
お値段213円
そごうマート中須賀店の鮮魚売り場で購入できます。
そごうマート中須賀店の場所は⇒「松山市で超人気のじゃこ天「練や正雪」三津浜の有名店・人気店で朝から行列!」
の最後に記載していますので、こちらからご確認下さい。
ヤマキ・マルトモのにぼし削り節は結構スーパーで取り扱っていますが
ムロアジ又はムロアジ・マサバ混合ってなかなか見かけません。
家から近いスーパーで取り扱っているので、昔からこちらの商品を購入しています。
ムロアジの削り節は、相原商店(伊予市)・北風正高商店(双海)などでも取り扱っておりますので、そちらに出向く方は立ち寄ってみて下さい。
かめそば(かめ風焼きそば)・松山ねこまんまの作り方とレシピ
この削りぶしに合うのが、何といっても焼きそば。
松山在住の方で一定の年齢層以上の方は、どこかで見たことのある雰囲気の焼きそばではないでしょうか?
そう。
そうなんです。
平成4年に閉店された「かめ」の「焼きそば」の上に掛かっていたのも、ムロアジ又はムロアジ・マサバ混合の削りぶし+ちりめんじゃこ
「かめ」の「焼きそば」は、めっちゃ大好きで当時食べていました。
私の記憶では、おかみさんが焼きそば担当。
おやじさんが中華そば。
閉店後は「ぐるめ亭」や「はる」などで、かめ風焼きそばを販売。
現在は「かめそば じゅん」が当時のレシピを継承し、かめの焼きそば=「かめそば」を商標登録されています。
私がたまに作るのはオリジナルとはちょっと違う「かめ風焼きそば」
作り方は
少し多めの油に麺を投入
麺を入れて両面揚げ焼きに
今回はこんな感じ。
これより多い油でもっとしっかり揚げ焼きにすると、より食感がかめの焼きそばに近づきます。
麺は一度皿に上げて、好きな具材を軽く塩・胡椒をして炒める(今回はキャベツ・もやし、揚げスルメ・エビ)
炒め終えたら、焼きそばを入れてほぐしながら
味付けの基本はウスターソース・薄口醤油少々の2つ。
これだけでもOKですが、オイスターソース・みりん・お好みソースを少々入れると、より美味しくなります。
完成したら皿に盛って、カネヒデ削りぶし+ちりめんを乗せると「かめ風焼きそば」の完成。
焼きそばは断然かつお節を掛けるよりもムロアジ・サバ混合節の方が美味しくなります。
面倒ならカップ焼きそばに掛けるとかも全然あり。
次に「松山ねこまんま」
ご飯の上に掛けて醤油を垂らす。
鰹節ではなく、ムロアジ又はムロアジ・マサバ混合の削りぶしを使った「ねこまんま」を
今日から「松山ねこまんま」と勝手に名づけました。
これが素材の味が一番分かる食べ方!
あとはちょっと簡単な汁ものが欲しい時には
削りぶし+お湯+醤油+梅ぼしの即席の優しい吸い物とか
鰹節の変わりに冷奴に掛けても美味しいです。
その他にもパーケージに記載されているオススメはこんな感じ。
しょせん雑節でしょ?
鰹節でいいんじゃない?
と思って購入されたことない方は、ぜひ一度使ってみて下さい。
この白い削りぶしを掛ける方が、より美味しくなる料理が色々あるのでご自身で探してみて下さい。