お酒の席などで、鯛ラバに少し興味のある方から
「鯛ラバのタックルっていくらで購入できるの?」
と質問されることがあります。
そんな時には
「ロッドとリールで1万円前後で購入できるけど、2~3万円前後出せば壊れにくいし快適に釣りができるよ」
と答えています。
すると多くの方は
「1万円なら購入してもイイかな~…」
「2~3万円は今後鯛ラバするか分かんないし…う~ん。どうしよう…」
こんな反応が返ってきます。
どうやらタイラバロッドとリールで1万円はお手頃に感じるみたい!
ふとここで疑問…
タイラバタックルは1万円前後で購入できると言っているけど、ここ数年この価格帯のタックルは使ったことがないな~…。
実際に、これからタイラバをはじめる人が購入して使えるのだろうか!?
それならば、購入して検証してみよう!
1万円で揃えるタイラバタックル
今回のコンセプトはタイラバロッドで5000円+リールで5000円の合計1万円が目安になる予算!
できればリールに巻くPEラインも含めて1万円以内が好ましい。
予算5000円でタイラバロッドを選ぶ
関連記事>>>鯛ラバロッドの選び方!初心者にオススメの入門モデル格安ロッド11選
を参考に鯛ラバロッドを決めていきます。
ロッドはOGK(オージーケー) 鯛ラバシャフト TRBS195ML
最終的に選んだ理由は
カーボン98%で自重が115gと軽い!
ロッドの赤い塗装が割りとイイ感じ!
ロッドのグリップが脇に挟んでも負担の掛らないロングタイプ!
2017年5月の発売で比較的新しいモデル!
販売元のホームページがしっかりしている!
価格が送料込み4730円!
予算5000円でタイラバリールを選ぶ
関連記事>>>鯛ラバリールの選び方!初心者にオススメの入門格安ベイトリール11選
を参考に鯛ラバリールを決めていきます。
本命はダイワ 16プリード 150SH-DHだけど、
なに~!もしかして鯛ラバに使えそうなリールが、記事を書いている時にアマゾンで超怪しいベイトリールを発見!
セールで3499円!(現在3999円)
しかもスペックは
最大ドラグ力がリョウガより1kg多い7Kg!
ボールベアリングも、リョウガよりも1個多い13+1BB!
本来、ドラグはドラグ力よりも滑らかにドラグが滑るかが重要なのも、ベアリングも個数よりも質なのも分かっている…
しかし、すでに興味深々。
重量も216gと特に問題なし!
ドイツ軍用のギヤ!
航空アルミニウム!
ステンレス鋼のベアリング!
これは怪しい…
絶対うそだ~!!
と思いながらどんなリールか興味本位でポチっしたリールがこちら!
ロッドとリールの合計金額8229円
激安PEラインを選ぶ
PEラインは、これから鯛ラバをはじめる方には、
4本撚りPE1号を選ぶのがオススメ!
デュエル(DUEL) PEライン ハードコア X4 200m 1.0号
が価格も安くて結束方法も簡単な電車結びでOK
関連記事>>>電車結びは簡単な結び方!このノットでタイラバ結束強度は大丈夫
このPEラインを使い釣りな慣れたら、同じくデュエル(DUEL) の8本撚りPE0.8号に変更するのがイイと思います。
ハードコア X4の1号は以前何度か使用したことがあるので今回は、去年発売になり、以前から気になっていた弾丸ブレイド 0.8号 200mを今回は購入!
価格は8本撚りで1786円!
合計10015円
激安リーダーを選ぶ
リーダーも以前から気になっていたシーガーでは、ありません! 100m 12lb 3号を選択!
(実際にはシーガーでは、ありません! は釣具屋で購入600円)
合計金額は10615円!
ロッド、リール、PEライン、リーダーを揃えて1万円ちょっと!
しかもPEラインは8本撚りだし…
これって安くない~!
凄くない~!
と商品が到着するまでは、浮かれていました…。
OGK 鯛ラバシャフト TRBS195ML インプレッション・レビュー
商品がアマゾンさんより到着!
まずは、ロッドを確認。
ティプや
ベリーなどを確認。
想像以上にイイ感じ。
初心者の方には30号(112g)前後の鯛ラバヘッドをオススメしていますが、その重さや深い水深でも問題なく使えるロッドの印象。
関連記事>>>初めての鯛ラバ釣行には何が必要なの?ヘッド・ネクタイ・ハリは何個いるの?
軽量スマートリールシートは、指を掛ける所が短くて私には通常の長いタイプの方が握りやすいと感じましたが、初心者の方なら逆に楽にパーミングできると思います。
アマゾンレビューでは、リールシートの塗装が剥げる。カラーが安っぽいとありましたが、リールをセットしても塗装は剥がれませんでした。
おそらく装着するリールフットの厚さとの相性。
厚いと塗装が剥げるかもしれませんが、通常は大丈夫です。
グリップもワキにはさみ易いロングタイプ!
カラーも炎月BBの様なカラーリングで、まずまず。決して安っぽいと言う印象はありません。
持ってみても軽いしバランスもイイし、まさに入門モデルに最適な鯛ラバロッド!
HoneyView YT-R2 ベイトリール インプレッション・レビュー
次にリール
パッケージは一目で分かる中国製!
メーカーのHPにアクセスしてみるも何を販売している会社か分からない…
釣具メーカーではないっぽい。
塗装が若干剥がれている…
まあこれは問題なし。
安価な中国製なので許せる範囲。
ボールベアリングの数は13+1個。
ハンドル部分のベアリングが多いものの本当に13+1個使っている!
巻き心地は、もの凄く滑らかという訳ではないが、まずまず不満の無いレベル。
次のドラグ性能をチェック。
ダイソーナイロンライン3号100mを下巻きにしてから弾丸ブレイド 0.8号を200m巻く。
鯛ラバに最適なドラグに合わせる。もの凄くスームズでは無いがドラグも問題なし。
マグネットブレーキ性能をチェック。
60gの鯛ラバヘッドをセットして近くの防波堤でチェック!
ベイトリールでも、ちょっとだけ鯛ラバを投げたい場面のシュミレーションです。
マグネットブレーキをMAXにして、取りあえず6割程度の力で投げる。
一投目にPEラインが切れる!
えっ!
そんな強く投げてないんですけど…
勿論、PEラインがロッドに巻きついてない状態でキャストしている。
まったくの想定外で、予備のリーダー、鉛は持ってきていない。
一度家に戻りリーダーを結び直して18号の鉛をセット。
今度は、4割程度の力でサミングしながら投げる。
当然だけど、PEラインは大丈夫。
徐々に力を加えて投げる。
最後に、サミングなしで6割程度の力で投げる。
PEラインが切れることはなかったですが、バックラッシュ…
テスト終了!
たぶんマグネットブレーキは弱くて使えないな…
マグネットブレーキを使用した釣りをしたい場合は、ネオジム磁石に交換されるのが良いと思います。
鯛ラバのチョイ投げなら、着水同時のサミングで大丈夫ですが、釣り初心者の方はコツを掴むまでは難しいかもしれません。
この中国製のリールの総合評価は、耐久性は何度か使ってみないと分かりませんが、鯛ラバでも問題なく使用できます。
お値段3500円なら全然ありだと思います。
弾丸ブレイド 0.8号 マルチカラー 200m インプレッション・レビュー
このラインがとても問題児…
私の中では鯛ラバにはこのラインは使えないとの印象。
コーティングしているそうですが、コーティングをしている感じもしない。
リールに巻いていると、新品なのに所々ほつれている。
さらにリーダーを結んだ箇所や、テストでバックラッシュした箇所でラインが簡単にほつれます。
以上の理由だけでも、鯛ラバで使用するにはかなり不安。
マグネットブレーキの性能テストの際に、一投目にPEラインが切れたのがやはり気になる。
簡易ですがスケールでPEラインの強度をチェック!
使用したスケールは
1.5kg
えっ!
うそ。
こんぐらいの力で切れる…
たぶんバックラッシュの影響なんでしょう…
いくらなんでも弱すぎるので再度強度テスト
3.1kgや2.9kgぐらいで結束部分からではない箇所から切れます。
ちなみに1年間使ったデュエル ハードコア X8 200m 0.8号を同じようにテストすると
4.0kg~4.5kgで結束部分で切れます。
私が購入した弾丸ブレイドは、製品のバラつきによる不良品だとは思いまが、このPEラインは2度と購入することはありません。
もしかして安くて使えそうかもと思ったラインだったので少しだけ残念。
シーガーでは、ありません! 100m 12lb インプレッション・レビュー
シーガーでは、ありません! はたしか、リーダー用ではなかったと思いますがリーダーに使用しても問題ありません。
リーダーの違いはなかなか難しいのですが、触った感じもいたって普通。
フロロカーボンで安価なラインなので、初心者の方には最適なリーダーのひとつだと思います。
最後に
実際の今回のタックル一式をプレジャーボートに持ち込み使用してきました。
この日は、鯛ラバと半分に切ったチョクリ仕掛けの併用での釣りでしたが、まずまずの釣果。
根掛りもオマツリも無く、釣り上げた鯛も最大で40cmぐらいだったので、弾丸ブレイドも切れることはありませんでした。
しかし、一匹釣り上げるまでは弾丸ブレードが切れないかかなり不安。
このラインを使い続けるメリットってないな~と私は感じました。
次の釣行の機会には、デュエル ハードコアを巻き直します。
実際に使用したロッドの鯛ラバシャフトはパワーもあり十分使えます。
リールも少し初心者の方には調整が難しいかもしれませんが使えるレベル!
※注 初心者の方が今回のリールを鯛ラバ用に購入した場合に注意する点は、マカニカルブレーキは、スプールがガタガタしない程度に緩める。
今回は下巻きナイロン3号100m巻き、PEラインをスプールいっぱいに巻きましたが、ライントラブルの可能性があるので、PE0.8号 200mに対して下巻きナイロン3号80mに変更してスプールいっぱいには巻かないで使用して下さい。
でも可能ならリールは、ダイワ リール 16 プリード 150SH-DH
アブガルシア ベイトリール REDMAX船3
のどちらかを購入した方が簡単に調整もでき、より快適に鯛ラバを楽めると思います。