一昔前までは真蛸は愛媛県を代表する海産物!
6月~9月頃には松山冲でも鯛ラバ+タコ便などで、募集される遊漁船も多く夏の風物詩として手軽に釣れてたイメージ!
しかしながら、瀬戸内海のマダコの漁獲量は毎年減少を続けており、2018年から一段と釣れにくい状態が続いています。
マダコが釣れなくなった原因
理由は海水温の変化やクロダイやナルトエビが増えエサとなる貝類が減少などとも言われていていますが、単純に乱獲が原因だと思います。
自然界におけるマダコの生態は分かっていないことも多いのですが
マダコの寿命は1年~2年で長くても3年まで
産卵期は6月~9月
そして産卵は1生涯で1回だけと言われています。
産卵後にメスは卵に新鮮な海水を吹きかけ酸素の供給と付着物を除去。
孵化を待たずにメスが釣り上げられたり死亡した場合は、卵は孵化することができません。
そんなマダコを産卵前にすら漁獲制限も設けずに何十年…
そりゃ~。
釣れなくなるって!
今からでも遅すぎますが、マダコに限らず日本全国全ての魚種を対象に漁獲制限(特に産卵期)、海の水質改善、森林整備など取り組まなければいけません。
乗っ込みシーズンは真子や白子も美味しいですし、数も釣れるのでアングラーにとっても嬉しい時期!
しかし必要以上には釣らない。持ち帰らない。
自分の中でリリースの基準などを設けるなど、資源保護について考えなければいけないかもしれません。
最近の私の基準は、産卵時期の真鯛を釣るなら自分の家で消費する分+1~2枚まで
その他の時期は+実家で消費できる枚数まで。
キープサイズは33~68cmまで。
いずれ瀬戸内海の天然真鯛も、マダコ同様に漁獲量が減り高騰!
そんな遠くない未来のために、まずは自分ができる範囲のことから行いたいものです。
タコの下処理
今回は購入した愛媛県産700gの真蛸
マジかって思うぐらいに高い!
嫁さんに見られたら怒られそうなのモザイク
ネットで淡路島のマダコを買った方が安いかも…
マダコの頭をひっくり返してスミ袋や内臓を取り出しボールに入れ何度か揉む
泡が出たら洗い流す
これを3~4回繰り返しますとヌメリは取れます。
塩揉みでヌメリを取るのが一般的ですが、タコが硬くなりますし身に塩が入りしょっぱくなるので空揉みがおすすめ!
塩を入れなくてもヌメリは取れます。
ある程度ヌメリが取れたら、皮ごとすった大根おろしを入れて軽く揉む
そのまま冷蔵庫に入れ2~4時間程度放置
冷蔵庫から出し飽きるまで強く揉んだら
洗いながして下処理完成
大根に含まれるプロテアーゼの成分が、たんぱく質を分解しタコが柔らかくなります。
タコを叩く必要も冷凍する必要もありません。
タコの茹で方
鍋でお湯を沸かしほうじ茶を入れます。
ほうじ茶を煮出したら、マダコをゆっくりと足の先から徐々にいれ
低温で火を入れていきます。
あまり身に火をいれすぎない適度な塩梅で引き上げ完成。
ほうじ茶を入れることで、香りもよく皮がむけずに柔らかく仕上がります。
内臓も全て食べれますので、軽く茹でて醤油をつけて
温かい茹でたてのタコのぶつ切りは最高!
今回は国産タコを使ったたこ焼きって売ってないよな~。
と思いタコ焼き用に買った真蛸。
愛媛県産のマダコ入りのたこ焼き食べたいなら、自分で作るしか方法がありません。
私かなり~り昔ですがたこ焼き屋でアルバイトしていたので、大玉18穴なら6面までは同時に焼けるんです。
原価は高くなりますが、かなり美味しいたこ焼きを作る自信あり!
「美味しいたこ焼きの焼き方」をまとめました→松山沖のマダコで作る美味しいたこ焼きレシピ【作り方とコツ】