鯛を1枚釣りたいのであれば、特別なテクニックやコツは必要ありません。
でも1枚でも多く鯛を釣りたいのであればテクニックやコツは必要です。
今回は、初心者向けにもう少しテクニックを向上したいそんな方に向けた記事です。
中級者~上級者の方は読み飛ばして下さい。
鯛ラバテクニック・コツ1「シンプルな釣りを」
シンプルに釣りをする。
初心者がゴルフをプレーする場合、少ないクラブを使いシンプルにプレーするとスコアは伸びますよね。
鯛ラバにも、そのテクニックが通用します。
オモリの重さは、シンプルに100gと120gだけを中心に使う。
ネクタイのカラーは、ストレートのオレンジ、赤、黄色のみを使う。
バーチカル・キャスティングの選択があるがバーチカルのみをする。
ここ数年で鯛ラバは各メーカーとも力を入れて、色々な種類のロッド、リール、ネクタイが発売され選択肢が広がりました。
鯛ラバが進化していると言えば進化しているのでしょうが、逆に選択肢が広がり過ぎて上手に使いこなせず、結果釣れない原因となっている場合があります。
私が初心者の方と鯛ラバ釣行に行く場合は、オモリは鉛の100g・120g・150gを各2個、ネクタイはストレートのオレンジかレッドのみでバーチカルだけでの釣行をオススメしています。
なるべく少ない道具でのシンプルな釣り方をオススメしています。
鯛ラバテクニック・コツ2「根掛かり回避」
根掛かりを回避する。
特に駆け上がり、駆け下がりに対応する。
海の底は、フラットではありません。
初心者の方は、駆け上がり、駆け下がりのイメージが掴めず根掛かりを多発してしまいます。
船長が「駆け上がりです」とアナウンスをしたら、少し巻くスピードを速めにして最低でも40回転は巻く。
船長が「急な駆け上がりです」とアナウンスをしたら、なるべく高速で最低でも60回転は巻く。
駆け下がりの場面は、巻くのは10回転~20回転ぐらいに留める。
これをする事によって、根掛かり率は低下します。
根掛かりを回避出来れば、鯛が釣れるチャンスも増えます。
本来は、駆け上がりには鯛がついている事も多いので、鯛ラバが駆け上がりをなめるように同調するのが一番良い方法ですが、まずは駆け上がり、駆け下がりに慣れ根掛かりしないことが重要です。
鯛ラバテクニック・コツ3「PEは1号を使え」
PEは1号・リーダーが4号のセッティング
初心者の方はリーダーが結べない。
または結べても時間がかかり、釣り時間も短くなり地合いも逃したりします。
時間がかかるならシンプルに結べばOK!
PEは1号・リーダーが4号のセッティングの場合は、簡単な電車結びや8の字結びでも鯛の重みで結び目からほどける(抜ける)ことはありません。
鯛がヒットしてから多少強引にやりとりしても大丈夫です。
はじめて釣りをされる方なら、滑らかさはありませんが4本ヨリのPEラインの方が結びやすいのでオススメ!
脱ビギナーの方には、滑らかな操作性の8本ヨリのPEライン1号を
リーダーはなるべく安いものがオススメ!
鯛ラバテクニック・コツ4「激アツゾーンを見逃すな」
地合いは一瞬にして終わる。
鯛を釣り上げた瞬間から、次も釣れるかもしれない激アツゾーン突入です。
何枚も記念撮影して、鯛を締めるのも遅く、リーダーも早く結べない。
これでは、激アツゾーンを逃しているので鯛を追加で釣るのが難しくなります。
鯛を釣り上げたら可能な限り素早く鯛ラバを海面に落として下さい。
鯛ラバテクニック・コツ5「オマツリ回避」
できるだけオマツリをしない。
オマツリはしてもされてもどちらも悪くありません。
同船者がいる乗り合いですし、そもそも使っているラインの太さやオモリの重さも違います。
しかしオマツリをするとその時間だけ釣りが出来ません。
よってオマツリはなるべくしないに越した事はありません。
潮が効いてきて多少ラインが斜めになる方が鯛は釣れますが流し過ぎると底取りも難しくなりますし、同船者の方とオマツリするリスクも増えます。
ラインが斜めになって釣りぬくいなと感じたら、素早く一度回収し入れ直しましょう。
同船者の誰かヒットすれば自分にもアタリがあるかもしれない激アツゾーン突入ですが、横と真後ろの同船者が釣れた場面、その方とオマツリするリスクがあります。
慣れれば潮の流れやラインの入り方である程度お祭りするかしないか分かるようになりますが、初心者の方は横と真後ろの同船者が釣れて1分前後アタリが無ければ一度素早く回収し入れ直すのがベターです。
鯛ラバテクニック・コツ6「底取りに集中」
素早く底を切る。
これは、根掛かりをしない・オマツリをしない項目にも当てはまりますが、底を素早く切る事によってフォールで追ってきた鯛を食わせる事が出来ますし、根掛かりオマツリリスクも軽減されます、
不思議と上級者の方は釣行回数の割りにヒラメをあまり釣らないと感じます。
厳密に言えば鯛ラバが、ヒラメの目の前に落ちたか落ちなかったかにも関係すると思いますが、上級者の方は自然に底切りのスピードが早くヒラメがエサが落ちて来たと気づかないぐらいの底切りをされているのだと思います。
鯛ラバテクニック・コツ7「ドラグを緩め過ぎるな」
ドラグは緩め過ぎない。
私のドラグセッティングは、40cmまでの真鯛ならドラグはあまり出ない、50~60cmなら程良くドラグが出て、それ以上の鯛の場合は状況に応じてドラグを締めるぐらいのドラグセッティングにしています。
実に納得の行くドラグ調整ができるまで3年ぐらいかかったと思います。
初心者の方々は、ドラグにあまり気にしていないか、誰かに緩い方が言いと言われゆるゆるの方が多いと感じますが、ドラグは多少閉めてきつめの方が鯛はバレません。
ドラグを緩めすぎると鯛にハリが浅くかかり、鯛が首を振った時にバレてしまいます。
全くドラグが出ないのは良くありませんが、よく鯛がバレる方は一度ドラグを固くしてみて下さい。
私が初心者の方と鯛ラバ釣行に行く時は、50cm~60cmの真鯛がヒットしてもあまりラインが出ないドラグに設定し釣ってもらってます。
鯛ラバで大物を釣るテクニック・コツ
ハリを小まめに結び直す・ハリを新品に変える。
事前に出来る準備はこの2点だけだと思います。
私は大物は釣れたと言う感覚より出会えたと言う感覚です。
最近ではハリも技術が向上して伸びにくくハリ先も丸くなりにくくなっています。
大物は突然何の前触れも無く出会います。
その万が一の大物には、万全の体制で挑みたい。
その為に、ハリはこまめに変えてハリスの磨耗リスクを減らし、新品のハリでハリ掛かりがイイ状態を保つ。
ハリとリーダーの結び目は、ダメージの無い万全の体制で挑みたいと考えています。
鯛を釣り上げれば必ず結び直しますし、流し変えてのタイミングで新品のハリに交換しています。
従って鯛ラバ釣行にはハリは多少多めに持っていきましょう!
以上が、鯛ラバ釣行での初心者向けのテクニックでした。
今回の記事が、最近になって鯛ラバをはじめられた方が1枚でも多くの鯛を釣れるようなヒントとなれば幸いです。
それでは、今回はこのへんで。