愛媛県には美味しい魚が色々とありますが、その中でも忘れていけないのが愛南町!深浦産のカツオ!
自宅で手軽にカツオのタタキを食べたい時には⇒『三津浜の魚屋「丸忠」を紹介!深浦産かつおで作るタタキが旨い鮮魚店』
などでも購入しますが
今日は藁焼き!焼きたて!の最高に美味しいカツオのタタキ!
って時には自分で作るしかありません。
その作り方などを今回はご紹介!
深浦漁港・日戻りカツオ・愛南びやびやかつおについて
まずは材料となるカツオは深浦産のカツオ!
深浦漁港は松山市内から距離134kmに位置し、高速を使うと車で2時間の距離!
そのため松山市内のスーパーなどでも手軽に購入できます。
深浦漁港は、愛媛県内唯一のカツオの水揚げ基地で、カツオ漁の歴史も古く江戸時代の貞享元年(1684年)にはすでに漁が行われていました。
水揚げされたカツオはサイズごとに細かく選別し
10kg~ | 10kg以上 |
---|---|
9kg~ | 9.0~9.9kg |
7・8kg | 7.0~8.9kg |
6kg~ | 6.0~6.9kg |
5kg~ | 5.0~5.9kg |
4kg~ | 4.0~4.9kg |
3kg~ | 3.0~3.9kg |
中 | 2.5~2.9Kg |
小 | 2.0~2.4kg |
ビリ | 1.5~1.9kg |
2ビリ | 1.1~1.4Kg |
シマカリ | 1.0Kg以下 |
全国でも珍しいそろばんを弾いた「そろばん競り」により競りが行われます。
カツオは「年齢1歳で43cm/1.6kg」~「年齢2歳で57cm/4kg」となり水揚げされるカツオの大半がこの大きさ。
2005年には82cm・13.5kg(推定年齢5歳)や未計測ながら15kg超えのカツオが揚がったこともあるんだとか・・・
カツオの水揚げは1年中行われていますが、一般的な旬は「初ガツオ」と呼ばれる3月~5月・「戻りガツオ」と呼ばれる9月~11月の年2回
実は6月~8月も漁獲量は多く、美味しいカツオを食べることは可能ですが、12月~2月の冬はカツオのシーズンオフとなり漁船も休みが多く水揚げも減少します。
日戻りカツオとは、漁港から2時間の距離に位置する魚場で、朝に獲れたカツオを午前中に港に戻り、その日の内に競りを行い流通するカツオのこと
愛南びやびやかつおとは、『びやびやかつお専属船(竹神丸)』で朝に漁を行い、釣り上げたカツオを船上で活締めを行った日戻りカツオ。
その日の内に水揚げした後は、ハイブリッドアイスで保管!
漁協が品質の確かさを認めた鰹に一匹ごとにナンバリングしてタグ付
これを取り扱い認定店のみ納品したカツオが『愛南びやびやかつお』を名乗ることができます。
びやびやかつおを食べれるお店は、愛南で「市場食堂」「お食事処なにわ」「ゆらり内海」「船波」「あけぼの荘」などの数店舗のみ!
毎月、数回程度少量の水揚げがあり、運がよければ食べれるかもしれない『幻のカツオ』なんです。
日戻りカツオは通販でも購入できますが、「愛南びやびやかつお」は残念ながら販売されていないません。
深浦産鰹×藁燻し焼き×カツオ塩タタキの作り方
用意する藁は通常より長めに燻すので無農薬!
一斗缶などでも作れますが、空気穴を閉じて蓋をして炎をあげずに藁で燻すことができる「ウェーバー スモーキージョー」がおすすめ
炭網の上に藁を敷き詰めて
焼き網の上に塩を振った深浦産カツオを並べて
後はできるかぎりゆっくりと炎をあげずに、蓋を開けたり閉めたりしながら
両面を燻し焼き
皮はパリっ!表面にイイ感じに火が入ったら完成!
撮影しながら一人で焼くのは難しいので画像少なめ。
一般的な藁で炎を上げ短時間で仕上げるより
このやり方の方が藁の香りが強くなり、さらに美味しいタタキになります。
タタキは温かい方が美味しいので、食べる直前に焼くのがベスト!
氷水では締める必要はありません。
厚切りに切ったカツオに塩を振り
塩は高知の有名店の塩タタキにも使われている土佐の塩丸
魚に合う美味しい塩を探されている方は関連記事⇒『田野屋塩二郎の塩を通販で購入する方法!入手困難な幻の塩』
酢みかんが出回る時期には、削った皮をかけて果汁を絞ると、激烈的に旨い塩タタキが完成!
冷凍カツオのタタキを見分ける方法
最後にカツオのタタキに関する豆知識を!
飲食店などでカツオのタタキを頼んだ時に、そのカツオが生を使っているのか、冷凍を使っているのかを見分ける方法ってご存知でしょうか!?
付け合せのすだちや酢みかん(柑橘)を絞って、しばらく経って変色するのが冷凍。
変色しなかったら生なんです。
『当店自慢のカツオのタタキ』って店でもこの方法を試してみると案外・・・
ふ~ん。
そうなのか~。
ってなるので、やっぱりこの方法は忘れて下さい。